Twitterは身売りに関心はなく、株式を上場する計画もなければ、新規株式公開(IPO)の準備を進めるよう求める投資家からの圧力も全く感じていない。
これは、Twitterの最高経営責任者(CEO)を務めるDick Costolo氏の言葉だ。同氏が先ごろ行ったCNBCとのインタビューが、米国時間9月26日午前に放送された。
Costolo氏は「いつTwitterの株式を公開すべきか、あるいは公開しないでおくかという問題について、私の考えに社外の要因が影響を及ぼしたことは一切ない」とCNBCに対して語り、身売りにも関心はないと付け加えた。「我々は、独立を保ったまま成功企業になるという強い願望と信念を持っている」
一部では、Twitterが財務面で強力な企業になるには、「Promoted Tweets」や「Promoted Trends」といったTwitterの収益モデルでは不十分ではないかと懸念する向きもある。しかし、CNBCとのインタビューの中でCostolo氏はこうした考えを否定し、今後Twitterが広告主に提供していく各種の新機能によって状況は劇的に変化するだろうと述べた。「当社がさらに多くのセルフサービス型ツールを広告主に公開すれば、(Twitterはついに)ビジネス目的に必要なすべてのことを行う拡張可能なモデル」を手にすることになると、Costolo氏は説明した。
一方でCostolo氏は、Twitterが収益を生み出すために取り組みを始めている、その他のアイデアについても示唆した。同氏はインタビューの中で、Twitterがいずれかの時点で公開する可能性のあるEコマースシステムについて触れた。Costolo氏は、「チケットをはじめとする一過性の商品などを取り扱う分野には特に興味がある」と述べ、「我々はこの点について状況を見極めると共に注意を向けており、こうした価値交換に参加するどのような方法があるかを検討している」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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