Facebookが写真共有アプリケーションの開発元であるInstagramを10億ドルで買収したニュースに技術業界は衝撃を受けた。さらに驚きなのは、Instagramの最高経営責任者(CEO)Kevin Systrom氏が当初、買収金額として20億ドルを提示していたことだろう。
The Wall Street Journal(WSJ)(購読には登録が必要)によると、FacebookのCEOであるMark Zuckerberg氏は内密にInstagramと3日間交渉し、銀行や取締役会役員らの力を借りることなく、Systrom氏の要求額を半額にしたという。実際、Facebookの議決権の約57%を握るZuckerberg氏は、買収を取締役会に報告さえしていない段階で契約の大半をまとめていた。
同社取締役会が、買収について「助言を求められたのではなく報告を受けた」のは、世界中がこの買収を知った日の前日の米国時間4月8日であったと、本件に詳しいある人物がWSJに語っている。
Zuckerberg氏は5日、サンフランシスコにいるSystrom氏に電話して、パロアルトにあるZuckerberg氏の自宅で会わないかと誘い、今回の交渉に入ったとWSJは報じている。Zuckerberg氏は、Facebookの最高執行責任者(COO)を務めるSheryl Sandberg氏にこの決断を伝えたと報じられているが、Sandberg氏は交渉には参加しなかったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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