クーポン共同購入サイトGrouponが新規株式公開(IPO)で調達する金額は、最大5億4000万ドルとなりそうだ。同社が米国時間10月21日、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で明らかになった。
同申請書類によると、GrouponはクラスA普通株式を1株16~18ドルで3000万株売却する計画である。18ドルで公開した場合、調達額は5億4000万ドルとなる。また、3000万株すべてを売却した場合には、さらに4500万株を売却して最大6億2100万ドル調達することができる。
Grouponの今回の申請内容は、2011年6月にSECに書類を提出した際に同社が調達しようとした金額とはかなり異なる。同社は当時、自社の評価額を200~250億ドルの間として、7億5000万ドルを調達する計画だった。同社の評価額を300億ドルと見積もるものもいた。
しかし、その評価額とGrouponが望む調達額の根拠となる財務データは、不正確なものだったとSECは述べた。同社は以前、業者に現金を分配する前に発生した全ての売上高を報告していた。修正後の数字は、Grouponが業者への支払いを済ませた後の純売上高だけを示している。
また全般的に、市場ではこの数カ月間でIPOに対する関心が弱まっており、多くの企業が計画の再検討を迫られている。Grouponも、当初は2011年9月に予定していたIPOを延期している。景気とウォール街の混乱がその理由の1つである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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