米Amazonが2011年内に日本で電子書籍事業を展開すると、10月20日付けの日本経済新聞が報じた。日本の出版社らと価格などについての交渉を詰めており、日本語の電子書籍を販売するサイトを開設すると共に、最新タブレット端末「Kindle」も投入するという。
日本における電子書籍事業の参入について、アマゾンジャパンの広報では「この件については一切コメントできない」とした。米Amazonは米国時間9月28日に最新の「Kindle Fire」などを発表したばかりだ。
日本では昨年後半から電子書籍に関しての動きが加速し、出版社や端末メーカー、書店などが組んでさまざまに展開している。最近では、楽天が8月10日に電子書籍ストア「Raboo」を開設。10月20日にはソニーの電子書籍端末「Reader」の新モデルが発売された。
◇最近のAmazon新製品など
「Amazon Silk」、モバイルブラウジング高速化の対価--ブラウザ設計が生む2つの懸念
「Kindle Fire」が変えるタブレット市場--カギは価格とコンテンツ
アマゾンのタブレット戦略とは--アップルとの比較
アマゾン、タブレット「Kindle Fire」を発表--価格は199ドル
アマゾン、E Ink採用「Kindle」3機種を発表
アマゾン、モバイルブラウザ「Amazon Silk」を発表--高負荷作業をクラウドサーバで実行
◇電子書籍の動き
ついに3Gモデルも登場--ソニー、電子書籍端末「Reader」
楽天、電子書籍ストア「Raboo」を開設--まずはパナソニック端末向けに
うわさされるアマゾンの「デジタル図書館」--書籍業界にもたらす変化
アマゾン、「Kindle」向け電子書籍の販売部数が紙書籍を上回る
「電子書籍元年」--出版社やキャリア、メーカーの動きを振り返る
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