人と人とのやりとり、特にプレゼンや営業などで、一方的あるいは独りよがりの説明にならず、相手にきちんと伝わるように説明する方法について感心が高まった。これは、ビジネスパーソンの基本スキルといってもよいだろう。中でも、難しいことを易しく説明する技術に長けた著者が書いた本書が分かりやすい。
「わかりやすく〈伝える〉技術」「デザイン」に対する理解が、ビジネスパーソンにも求められるようになってきた。プレゼンテーションといえば、ソフトウェアを使ってゴテゴテと安易に飾り付けたスライドを見せることだという勘違いが蔓延している。しかし、余分なものをすべてそぎ落とし、必要なことだけをシンプルに見せることこそ重要だ。本書はその基本を教えてくれる。
「プレゼンテーションZen」2008年からの「ノート術」ブームに乗って、2009年は社会人ならではのノートの取り方に注目が集まった。本書は、3種類のノートを巧みに使い分け、仕事のメモだけでなく、スキルアップに利用するノート術からノートの保存方法に至るまで、詳しく解説されている。社会人になって、ノートの効果的な使い方に迷っている諸氏にぜひとも勧めたい。
「『結果を出す人』はノートに何を書いているのか?」本離れが進んでいると言われるが、この不況下において、スキルアップを図りたいと本気で願うビジネスパーソンは、どんどん読書をしている。そのため、読書術に関する本が次々と出版されたが、現在は読書がそれほど好きではない、という人にも読みやすい本書がお勧めだ。本を読むこと自体を楽にするコツのほか、マインドマップを利用して、読んだ本の内容を活かすためのコツがコンパクトに凝縮されている。
「マインドマップ読書術 トニー・ブザン天才養成講座2」「英語力」は日本人の永遠の課題なのか、この分野の本は2009年も健在である。実際、ほとんどの人は、「英語ができると便利だろうが、今すぐ必要ではない」状況であろう。その場合、英語学習の肝は、いかにモチベーションを高く持ち続けるかだ。本書では、IRレポートというビジネスパーソンに身近な素材を使って学習する。自分の会社のIRレポートが英語で読めれば、英語学習がぐっと現実味を帯びてくるだろう。
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