Suica対応の自動販売機が、駅構内だけでなく街中に進出する。離れた場所からでも通信機能を利用し、リアルタイムに在庫を確認できるという。12月下旬より首都圏で導入を開始する。
これは東日本旅客鉄道(JR東日本)とJR東日本ウォータービジネスが12月8日に発表したもの。両社はこれを実現するため、「電子マネー自販機プラットフォーム」を開発した。電子マネー自販機プラットフォームは、マーケティングの機能を搭載するセンターサーバと、センターサーバに対応したICユニット「VT-10」(ジェイアール東日本メカトロニクス製)で構成される、飲料自販機のための新たな仕組み。
これにより、街中の自販機でもSuica電子マネーでの決済が可能になるだけでなく、マーケティング機能により時間帯別の売れ筋商品を把握し、ユーザーのニーズに合った商品を提供できる。また自販機在庫確認機能によって、遠隔地から常に在庫を確認できるという。Suica以外の交通系電子マネーにも対応する。
両社はSuica自販機をアサヒ飲料、伊藤園、大塚製薬、キリンビバレッジ、サントリーフーズの各メーカーに導入するとしている。
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