Googleは米国時間11月23日、オンライン広告の最適化技術を提供するTeracentの買収で合意に至ったと、公式ブログへの投稿で発表した。買収手続きの完了時期は複数の要因に影響されるものの、今四半期中に完了する見込みであるという。
ブログ投稿によると、Googleは「ウェブにおけるディスプレイ広告の向上を支援する新機能や製品を急ピッチでリリースしてきた」という。Teracentの有する技術を精査した結果、ディスプレイ広告で目指している同社の目的に「見事に」フィットするとの結論に達したと、Googleはブログに記している。
Teracentは、Googleの広告事業に新しいものをもたらすことになる。Teracentの技術により、広告を見る人の場所、話す言語、閲覧しているコンテンツの種類、過去に特定のユニットが記録したパフォーマンスなどに応じて、画像、製品、メッセージ、色彩による広告ユニットの最適化が実現する。このすべてが、広告環境のアルゴリズム解析に応じて、リアルタイムに提供されるのである。
Googleはブログ投稿で、「同技術によって、広告主はディスプレイ広告キャンペーンでより良い結果が得られるようになる。また、最終的にはパブリッシャーが広告スペースからの売り上げを増加させ、より良い広告や広告モデルにサポートされたウェブコンテンツがウェブユーザーに対しても提供されるようになる」と述べている。
Teracentは、今四半期末までにGoogleの広告事業に統合されることになるだろう。Teracentの買収額に関しては、両社ともに公表していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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