Sun Microsystemsの株価は、米国時間3月23日午前の取引時間中に、市場全体では好調な株価の推移となったのとは対照的に、一時は前日終値と比較して7%以上の下落になるなど、振るわない取り引きとなった。
IBMが、買収の是非を検討するプロセスの一環で、Sunの契約書類などの事前調査を進めているとの、20日のWall Street Journal(WSJ)の報道を受けて、Sunの株価は、(23日午前の取引時間中には)一時7.53ドル付近まで下落した(本稿公開時点での23日の同社株の終値は7.94ドルとなっている)。
IBMが、およそ65億ドルでSunを買収するべく、交渉を進めているとの初の報道が、WSJによって先週流された後、Sunの株価は急伸した。
同報道の後、Sunの株価は79%の急騰を記録し、8.89ドルまで上昇した。過去5カ月の間、Sunの株価は、概して5ドル未満に低迷していた。
IBMが契約書類などの事前調査を進める中、Sunの会計年度の第3四半期末も間近に迫ってきており、その決算報告内容も、IBMに新たな判断材料を示すことになりそうだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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