文:Chris Matyszczyk(Special to CNET News.com)
翻訳校正:編集部
2008/11/17 16:43
米航空宇宙局(NASA)は米国時間11月14日の夜に、スペースシャトル「Endeavour」を打ち上げた。このニュースで筆者が最も気になっているのは、乗組員たちの飲み物のことだ。
というのも、今回は乗組員たちの尿から再生した飲料水の実験をするのである。
まだ世界中には水道水が飲めない地域がたくさんあるのも事実だし、(米国でも)この不況だ。だから今回の実験の目的はコスト削減であると、筆者は期待したのだが、実態は違った。実験(この実験は今回のフライトにおける目玉の1つとなっている)に使われる汚水再生装置は2億5000万ドルもしたのである。
NASAで尿再生装置の開発を担当するリードエンジニアのBob Bagdigian氏はDaily Telegraphの取材に対し、「飲料水の味についてブラインドテストを実施したが、味に強い不服を述べる者はいなかった。かすかにヨードの味がするが、ほかの水と同様においしい」と述べる。
宇宙飛行士が宇宙空間滞在中に脱水症状にならないようにするのは、大変なことだろうと思う。
Endeavourは今回も含めてあと10回のフライトで引退する。2010年以降、宇宙ステーションへの飛行に利用できる宇宙船は「Soyuzes」のみとなる。
現段階での目標は飲料水の92%を乗組員の尿、空気中の蒸気(ある者はクルーメンバーの汗を利用できると提案する)でまかなうこと。
今回の飛行では、宇宙飛行士たちはシステムのテストをするだけで、生成された水を飲まないという。しかし、シャトルに乗り込むだけ勇敢な人なら、少しくらい尿から再生されたこの水を口にすることだろう。
装置は、尿に対して蒸留、ろ過、酸化などの処理を施し、最後にヨード消毒で、微生物の増殖を防ぐという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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