Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏は、米大統領選に向け民主党の大統領候補Barack Obama氏を支援するキャンペーンに参加する。
10月20日付けのThe Wall Street Journal(WSJ)紙の報道によると、投票日が2週間後に迫った米国時間10月21日、Schmidt氏はフロリダ州で開催されるObama氏のイベントに参加し、経済に関するパネルのモデレーターを務めるという。Schmidt氏はこれまで、技術と電力問題についてObama氏のキャンペーンに非公式にアドバイスしてきた。
Schmidt氏によると、Obama氏支援はSchmidt氏個人としてであって、Googleを代表する立場として行うものではないという。Schmidt氏はWSJ紙のインタビューで「これは個人としての活動だ。Googleは中立の立場をとっている」と述べている。
8月、Schmidt氏はデンバーで開催された民主党大会に参加したが、ステージには立たなかった。Schmidt氏は会場の外に設置されたBig Tentで、ブロガーからの質問に応じていた。Schmidt氏はここで、Obama氏はインターネットのキャンペーン活動で大きな後押しを得たと述べていた。
GoogleがライバルのYahooと結ぼうとしている広告分野での提携は、米政府から独占禁止法違反の疑いをもたれている。
Schmidt氏は、WSJ紙のインタビューで、この問題を次のように語っている。「司法省はこうした問題について政治動向とは関係のない判断を下していると、わたしは感じている」
Obama氏は19日にも、Bush大統領の下で国務長官を務めていたColin Powell氏の支持を得て世間を驚かせたばかりだ。
Obamas氏の対立候補John McCain氏を支持するIT業界の著名人はeBayの前CEOであるMeg Whitman氏、Hewlett-Packardの前CEOであるCarly Fiorina氏など。
WSJの報道について、Googleにコメントを求めたが回答は得られなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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