Googleが創立10周年を記念して、10年間の同社の歴史を案内するサイトを開設し、世界を改善することを試みるプロジェクト「Project 10 to the 100th」を立ち上げた。
10周年記念サイトには、同社の歴史的瞬間にスポットライトを当てる年表が掲載されている。例を挙げると、1998年にAndy Bechtolsheim氏がとっさの判断でGoogleに対する10万ドルの投資を決めたことや、2000年にウェブインデックスのページ数が10億件に達したこと、2002年に検索エンジンを利用して広告を掲載する「AdWords」の広告主向けクリック課金モデルを採用したこと、2004年の新規株式公開(IPO)、2005年の「iGoogle」「Mobile Web Search」開始、2006年の「Google Finance」「Google Docs」開始、2007年の「Universal Search」「Google Gears(現Gears)」開始などだ。
Project 10 to the 100th(1の後に0が100個続く、10を100乗した数「googol」にちなんだ名称)は、「良いことを行う」というGoogleの企業精神の一環として、個人相互の助け合いを促進することを目指す。米国時間10月20日までアイデアを受け付け、もっとも優れたアイデアにGoogleが1000万ドルを出資する。顧問委員会が最大5つのアイデアを選ぶ。
「ごく基本的な水準の物質的な豊かさのほかに、長期にわたって個人の幸福を高めるのは唯一、他人を助けることだ。もしあなたが、人助けになると思えるアイデアを持っているのなら、われわれはそれを聞きたい」と、Googleは述べている。「われわれは、方法を問わず、できるだけ多くの人を助けるアイデアを求めており、こうしたアイデアを実現するための資金を提供する。アイデアを投稿することもできるし、そのほかの人のアイデアに一票を投じて応援することもできる」
Googleが選んだ100件のアイデアが2009年1月27日に発表され、同日から受け付ける一般投票で上位20位のアイデアを絞り込む、と同社は説明している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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