この結論は、直感で分かるものではないかもしれないが、こうした機器がそのほかのエネルギーを消費する活動に取って代わり、その結果、エネルギーが節約されるというアイデアに基づいている、とエコノミストで環境保護庁の元職員であるこの調査の共著者John Laitner氏は述べている。同氏は、会議のためにスウェーデンに飛行機で移動するむしろ、最近、ビデオ会議を通して地方支店からその会議に参加したという、自身の生活からの例について説明している(Laitner氏は、リポートでは調査結果を支持する「正確な資料が不足している)ことを認めている)。
Technology CEO Councilによって製作された2つ目のリポートは、数年間で電力消費量を改善可能な団体のメンバー企業やそのほか企業の製品を例としてリストアップしている。
ACEEEのリポートによると、情報通信技術セクターは現在、国の電力消費量のおよそ6%を占めているという。これは、2000年のおよそ2%〜3%の増加である。しかし、Dell氏やEMCのTucci氏のようなCEOらはテクノロジにおける改善が、今後数年でこうした増加を防ぐことを確信していると述べた。
こうした提案は決して新しいものではない。2007年8月の議会への報告では、EPAがデータセンタのエネルギー効率をより高めれば、米国のエネルギー費用を最大40億ドル節約することができると提案した。EPAはまた、米国内のデータセンタで使用される電力総量(2006年は米国の電力消費総量の1.5%を消費した)は今後5年で2倍以上になると予測している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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