インターネットイニシアティブ(IIJ)は12月3日、新しい基盤技術を創出することを目的としたインキュベーション事業を開始すると発表した。創立15周年の記念事業として実施し、将来的に人材育成事業に発展させるという。
インキュベーション事業「IIJイノベーションインスティテュート」では、革新的な技術のアイデアを持ち、それを将来的に事業化する意志を持つ若手技術者を公募し、支援するもの。採用された技術者には、開発に専念するための環境や事業化のための支援が行われる。
具体的には、IIJに契約社員として2年間雇用され、オフィスや備品などの提供を受ける。また、技術開発や検証のサポートなど技術環境も提供される。さらに、事業化やサービス化のためのアドバイスのほか、資金調達のスキーム立案などの支援も受ける。
IIJイノベーションインスティテュートを始める背景について同社は、インターネットが通信インフラやコミュニケーションメディアとして発展してきたが、今後さらに発展して産業や社会のシステム構造を劇的に変革し、新たな価値を生み出すためには、革新的な新技術や事業モデルを継続的に導入していく必要があり、その創出を目指したいとしている。
公募期間は2008年1月7日から2月29日まで。応募は同社応募サイトサイトから。
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