アドビシステムズとインターネットイニシアティブ(IIJ)は11月15日、アドビシステムズのFlash Videoを利用したストリーミング配信技術の提供で提携した。
IIJは、今回の提携の一環として、アドビシステムズとFlash Video Streaming Service(FVSS)ライセンス契約を締結し、同日より、Flash Videoに対応したストリーミング配信ソリューションの提供を開始する。
同ソリューションは、IIJの大容量バックボーンに直結したデータセンターに顧客企業のコンテンツを預かり、大規模なストリーミング配信においても高品質かつ安定した配信環境を提供するもの。
Flash Media Server(FMS)を利用した配信システムの構築や運用のほか、コンテンツ制作、ウェブやメール等のホスティング、インターネット回線、アプリケーション配信など、企業が必要とするネットワークサービスをワンストップで提供する。
IIJでは今後、大規模なストリーミング配信を中心としたFlashベースのビデオオンデマンドおよびライブ配信ソリューションを提供し、順次サービス化を行っていくとしている。
また、アドビシステムズが開発したリッチインターネットアプリケーションの実行環境であるAdobe AIRを基盤とし、オンラインおよびオフラインコンテンツの制作、管理、配信を可能にするAdobe Media Playerへのコンテンツ配信についてもサービス化する予定。
両社は今後、Flash Media Serverの活用に関するセミナー、イベント等の共同マーケティング活動を通じて、Flash Videoストリーミングの市場拡大を推進するとしている。
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