Gatewayは米国時間6月19日、1万4000個のノートPC用リチウムイオンバッテリをリコールすることを発表した。
今回の発表以前には、Gateway製ノートPCが過熱するという問題が数年前から4件報告されていた。Gatewayによると、そのうち1件では「軽微な物的損害」が生じたという。問題のバッテリは、2003年の5月〜8月にかけて米国で販売された「Gateway 400VTX」および「Gateway 450ROG」の2モデルに使用されている。
同社の広報担当であるLisa Emard氏は、「バッテリが経年変化し充電が繰り返されることで、今回のバッテリの不具合を引き起こした根本的原因が明らかになった。報告された4件の問題を細かく分析した結果、Gatewayでは事前対策として顧客の安全のためバッテリの自主交換プログラムを開始した」と語っている。
Gatewayによると、4件の問題はサムスン電子製のセルを搭載したSimplo製バッテリパックが原因だという。今回のリコールは、Dell、Apple、Lenovo、Acer、Gatewayなど大半の主要PCメーカーが2006年に実施した膨大な量のソニー製ノートPC用バッテリの大規模リコールとは別の問題である。問題のソニー製バッテリは、製造プロセスの不備によってショートが発生し、PCメーカー各社が緊急の発注に対応するため、Simploなどほかのバッテリメーカーを頼る必要があった。
Gatewayは、自分所有している製品のバッテリが対象かどうかの確認や、無償交換の申し込みは、同社に直接問い合わせて欲しいと述べる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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