Hewlett-Packard(HP)がAcerを特許侵害で訴え、世界最大級のコンピュータベンダー2社が衝突している。
テキサス東部地区連邦地方裁判所に米国時間3月27日に提起されたこの訴訟は、米国内におけるコンピュータの販売差し止めをAcerに求めている。訴状によると、Acerおよび同社米国子会社のAcer Americaの両社が対象となっている。
HPは声明で、「HPは本日、自社の知的財産を不正使用から保護するために必要な措置を講じている」と述べた。訴状には、第6501721号、第6438697号、第6609211号、第5892933号、第5596759号の各特許が記されている。同時に提出された特許の写しによると、これらは、読み書き式光学ドライブ、ノートPCの電源管理、デジタルバスの配置などに関する技術をカバーする特許だという。
Acerの関係者に電話でコメントを求めたがすぐに回答を得ることはできなかった。Acerは世界第4位のマーケットシェアを誇るPCベンダーだが、ここ数四半期はさらにシェアを伸ばしていた。HPはPCの出荷台数で世界のトップに立っている。
HPは2006年、特許侵害を巡って相互に訴訟を起こしていたGatewayと和解している。HPの関係者によると、Acerの訴訟と特許はGatewayとの特許裁判で争点となったものとは関連がないという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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