Oracleアプリケーションの保守サービスを提供するTomorrowNowは米国時間3月12日、サポートエンジニアの所在地確認手続きを改善し、一段と信頼性の高いサービスを提供するためのシステムを発表するとみられている。
Oracleと競合するSAPが2005年に買収した同社は、PeopleSoftやJ.D. Edwards(いずれもOracleが買収)のビジネスアプリケーションを利用する企業に対し、バグ修正や保守を含む各種サポートを提供している。
TomorrowNowでは、エンジニア検索プロセスを高速化するサポートシステムのアップグレード内容を米国時間12日に説明する見通し。
同社のコールルーティングアプリケーションは、サポート担当者のポケットベルやスマートホンなどの各種携帯端末を監視できるようにし、担当者を確実に確保できるようにする。TomorrowNowの最高経営責任者(CEO)、Andrew Nelson氏によると、ハンドヘルド機のバッテリ残量が残り少ないとシステムがそれを検知し、そのサポート担当者に電子メールを送信して警告することなどが可能になるという。
Nelson氏によると、やはりOracleが買収したSiebelや、Baanのアプリケーションに対しても、2007年中にはサポートサービスの提供を開始するという。
同社はOracleの半額で保守サポートサービスを提供していると、Nelson氏は語っている。
TomorrowNowが低価格サービスを実現できるのは、内容を保守サービスに限定しているためだと、同氏は語っている。対照的に、従来のエンタープライズソフトウェアベンダー各社が請求する保守費用には、サポートと将来に向けたアップグレード開発費用の両方が含まれていると、同氏は主張する。
Nelson氏は、「開発している技術とプロセスは本番運用システムをサポートするためのものであり、アップグレード費用を前もって負担させることもないので、価格が半額でも十分対応できる」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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