Microsoftは米国時間10月26日、第1四半期決算を発表した。「Xbox 360」とサーバソフトウェアの売り上げに支えられ、自らの予想をやや上回る結果となった。
Microsoftの発表によると、同四半期(9月30日締め)における利益は34億8000万ドル(1株あたり35セント)、売上高は108億1000万ドル。これに対して前年同期では、利益が31億4000万ドル(1株あたり29セント)、売上高が97億4000万ドルだった。前年の数字には1株あたり2セント相当の訴訟費用が含まれていた。
6月におけるMicrosoftの予想では、売上高が106億〜108億ドル、1株あたり利益が30〜32セントとなっていた。
最高財務責任者(CFO)のChris Liddell氏は声明のなかで、「同四半期の好決算はわれわれが期待し得る最高の数字だった」と述べた。
Microsoftによると、今四半期の売上高を118億〜124億ドル、1株当たり利益を22〜24セントと予想しているという。同社は、15億ドルの売上高をクーポンプログラムへの計上目的で繰り延べる予定で、今四半期の予想はその影響を受けている。このプログラムでは、今年のホリデーシーズンに購入したOfficeやWindowsを、2007年はじめの製品リリース後に「Office 2007」や「Windows Vista」にアップグレードできるようにする。Microsoftによると、売上高の繰り延べは同四半期の利益にも1株あたり約11セント影響があるという。
Microsoftは、2007年6月が期末となる通年の見通しも多少修正した。
同社は現在、売上高を500億〜509億ドル、1株あたり利益を1.43〜1.46ドルの間と予想している。Microsoftは7月、売上高を497億〜507億ドルの間、希釈後1株当たり利益を1.43〜1.47ドルの間と予想していた。これには、VistaとOffice 2007の発売イベントへの投資や、オンライン関係など今後有望な各種ビジネスへの投資による支出増も織り込まれていた。
Microsoftによると、利益と売上高の急増は、同社がここ数カ月中に発売したXbox 360や「SQL Server」などに対する強い反響に支えられたものだという。
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