ソフトバンク、SBIホールディングスの全株式を売却、関連会社から除外へ

 ソフトバンクは8月1日から3日にかけ、100%出資子会社であるソフトバンク・エーエムが所有していたSBIホールディングス(SBI)の全株式を売却したと発表した。売却額は合計で約1360億円となる。これによりSBIホールディングスは、ソフトバンクの持分法適用関連会社から除外される。

 ソフトバンク・エーエムは、8月1日にSBIの普通株式111万1000株を約500億円をSBIほかに売却した。これにより、ソフトバンクグループが保有するSBI株式の保有割合は19.2%となり、持分法適用関連会社から除外されることとなった。また8月2日には、213万4811株をゴールドマンサックス証券に売却し、保有割合は0%となった。

 8月3日にはSBI株式の売却額が確定し、発表を行った。8月1日に売却した111万1000株は約500億円で、約290億円の売却益、8月2日に売却した213万4811株は約860億円で、約360億円の売却益となった。ソフトバンクでは、資金用途を借入金の返済などに充当するとしている。なお株式売却の結果、ソフトバンクとSBIの資本関係はなくなるが、今後も事業上の提携を通じ友好的な関係を維持し、ブロードバンド社会の発展に引き続き取り組んでいくとしている。

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