総合人材派遣のグッドウィル・グループは7月18日、技術者、SE派遣を手がけるフジオーネ・テクノ・ソリューションズ(フジオーネ)を買収すると発表した。市場競争力の強化の一環として、技術者派遣に対する顧客需要の高まりに対応するという。
フジオーネは1968年に設立。情報システム部門、機電部門、土建/プラント部門のエンジニアなど合計3000人を抱えており、2006年3月期の売上高は204億7700万円。自動車メーカー、家電メーカーなどを顧客に持つ。
一方、グッドウィル・グループは、2004年に子会社グッドウィル・エンジニアリングを通じて技術者派遣事業に参入している。
グッドウィル・グループは、フジオーネの代表取締役会長である中尾勇氏からフジオーネ株式16万9300株を譲り受ける。同時に中尾氏から、フジオーネ株式を16万8000株保有している日設グループ・コアの過半数の株式も取得する。
これによりグッドウィル・グループは、フジオーネの発行済み株式の82.81%にあたる33万7300株を直接および間接に保有し、同社を子会社化したうえで、グッドウィル・エンジニアリングとの合併手続きに入る。株券の引渡し期日は7月31日。合併は10月1日を予定する。存続会社はフジオーネ・テクノ・ソリューションズで、合併後の会社名はグッドウィル・エンジニアリングとなる予定。
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