Apple Computerは米国時間19日に第2四半期の決算を発表した。同期の売上高は前年に比べて34%増加したが、ただし金融アナリストの予想値には達しなかった。
同社の売上高は前年同期比34%増の43億6000万ドル、また純利益は4億1000万ドル(1株あたり47セント)となった。前年同期の利益は2億9000万ドル(1株当たり34セント)だった。Thomson First Callが集計したアナリストの予想平均は、売上高が45億ドル、1株当たりの利益が43セントとなっていた。
Appleの第2四半期の売上高は、多くのアナリストの予想を下回るものだったが、同社が1月に示した予測額には達している。
PiperJaffrayアナリストのGene Munster氏は、「(同四半期の結果が)多少少なくなるのはだれもが知っていた」と言う。また、落ち込みが思ったほどでなく、利益関連の良いニュースも手伝って、Appleの株価は時間外取引で上昇した。
iPodの出荷台数は前年同期比で61%の伸びを記録し、その売上がいまだにAppleの成長を牽引していると、Appleは声明のなかで述べている。一方、Macの出荷台数は前年同期比4%増にとどまった。Appleの最高経営責任者、Steve Jobs氏は声明のなかで、「Intelプロセッサへの移行はきわめて順調に進んでおり、また音楽ビジネスは今四半期も急成長を続けている」と述べている。
第2四半期は、同社がIntelプロセッサを採用した製品--Intel Core Duoチップを搭載したMacBook Pro、iMac、そしてMac miniを発売して初めて迎えた四半期だった。
同四半期のiPodの販売台数は850万台で、売上高は17億ドルとなり、台数および売上ベースで第1四半期(10-12月)に比べて約40%減少している。ただし、Macの売上高が第1四半期比で24%減の16億ドルとなったため、依然としてiPodからの売上がMacの売上を上回っている。
同四半期のMacの販売台数は110万台で第1四半期比11%減となった。年末商戦を終えた大半のPCベンダーでは、例年第4四半期から第1四半期にかけて売上が落ち込む傾向がある。
なお、Appleの最高財務責任者、Peter Oppenheimer氏は声明のなかで、第3四半期の見通しについて、売上高が42億〜44億ドル、1株当たり利益が39〜43セントになるとの予想を示している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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