ドリコムは1月6日、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場を申請し承認された。上場予定日は2月9日で、コード番号は3793。
上場に伴い、1360株を公募し、640株を売り出す。公募・売り出し価格の仮条件は1月20日に決定され、ブックビルディング期間は1月24日から1月30日までとなっている。公募・売り出し価格は1月31日に決まる。主幹事証券会社は大和証券エスエムビーシー。
同社は、ブログや検索エンジン関連サービスの企画や開発、販売を手がけ、2001年11月13日に有限会社ドリコムとして京都市南区に設立された。株式会社に組織変更したのは2003年3月24日。その後、2004年8月に東京都港区に東京支店を開設した(2005年7月には東京都港区三田に拡張移転)。そして、2005年1月に検索エンジン事業の研究開発を主要事業として滋賀県草津市に100%子会社の株式会社ドリコムテックを設立。
2005年3月期の連結決算は下表の通り。ブログ事業は、パッケージ提供方式を主体にした大規模案件に注力した結果、売上高に占める比率は71.8%と相対的に高かった。しかし、ブログ事業の営業利益率は36.8%と、検索エンジン事業の43.5%を下回った。販売費・一般管理費は、事業拡大に伴う人件費増があり9661万円だった。2005年11月30日現在の従業員数は40人。
また、経常利益は営業利益を上回ったが、これは主に保険解約返戻金を249万円計上したためだ。
2005年9月30日現在の資本金は5637万円。株主構成は、代表取締役社長の内藤裕紀氏が株式総数に対する保有割合61.17%の筆頭株主。そのほか、個人を除くと、創業企業支援<志>投資事業有限責任組合が同3.31%(上場に伴う売り出し分)で第4位、GMOインターネットが同3.00%で第5位、テレウェイヴが同3.00%第5位、サイバーエージェントが同2.69%で第6位となっている。
ドリコム2005年3月期(第4期)連結業績
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有価証券報告書より
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