デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は4月3日、博報堂、凸版印刷、IBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)と、ブランディングとCRM関連サービスを統合して提供する新会社「BrandXing」を2006年6月に設立すると発表した。
4社によると、BrandXingは「ブランデッドCRM」という考え方を基本として活動する。ブランデッドCRMは、得意先企業のブランド構築活動にCRM活動を統合し、ブランドと実際の購入場面の両面で顧客との関係を構築する考え方である。
DACでは「当社のインタラクティブメディアソリューション力と、博報堂のマーケティング、クリエイティブ、メディアを通じたブランド構築支援サービス力に、凸版印刷の設計、製造、コールセンターなども含む運営の機能とプロデュース力、IBCSの業務分析、コンサルティング、設計力を統合し、得意先の課題解決を図る」としている。
業務領域としては、マーケティング戦略の立案、CRMの運用、ダイレクトレスポンスサービス、ダイレクト販売ビジネス支援という分野に加え、これらを統合するためのクリエイティブやプロモーション、マスメディアやインタラクティブメディアなどのメディアサービスを手がける。
新会社の資本金は4億円、従業員数は54人の予定。代表取締役社長には博報堂より出向する原正彦氏が、取締役副社長には凸版印刷より出向する中野俊哉氏が就任する。
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