Googleは米国時間2月14日、企業向けサービスプロバイダBearingPoint(旧KPMG)との提携を発表すると見られている。今回の提携は、企業などのデスクトップやデータベースの検索を、Googleのウェブ検索技術を導入して容易にすることを狙っている。
BearingPointマネージングディレクターのChris Weitzは13日、同社には「Google Search Appliance」や「Google Desktop for Enterprise」ソフトウェアのインストールや統合、カスタマイズを支援するように訓練を受けた何千人ものコンサルタントがおり、Global 2000に名を連ねる有名企業を始め、多くの企業にサービスを提供できると述べた。
Google検索アプライアンスを使うことで、企業や公官庁をはじめとする組織内に分散するデータベースなどの情報ソースから、非構造化データとして存在する文書を検索できるようになる。「Desktop for Enterprise」ソフトウェアを使えば、デスクトップ上でデータを検索できる
Weitzによると、BearingPointは医療、銀行、ハイテク、航空宇宙などの特定業種向けにカスタマイズされた検索技術を提供するという。また、BearingPointは、Google検索アプライアンス用のソフトウェアプラグインやカスタマイズされたセキュリティサービス、販売支援やサポートも提供するという。
「アプリケーションとしての検索に対するニーズが、企業内で高まっている。われわれの調査によると、ユーザーは1日中Googleを利用しており、他の目的にも使用したいと思っているようだ。この検索サービスを、企業において浸透していない他の分野にも拡大していきたいと思っている」(Weitz)
両社によると、今回の合意はGoogle検索アプライアンスの販売増を狙ったものだという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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