Oracleは米国時間2月9日、Siebel Systemsの統合計画の概要を説明し、当面の大きな課題の1つとして2000人の解雇を実施すると語った。
Oracleの最高財務責任者(CFO)のSafra Catzは、アナリストとの電話会議の中で、先週Siebelとの58億5000万ドルの買収契約を完了した同社は、SiebelとOracleの両社で2000人を解雇する計画があることを明らかにした。
「Siebelの商品開発、販売、マーケティングチームは維持する」とCatzは言う。
多くの専門家が今回の人員削減を予想しており、最も大きな打撃を受けるのはOracleの顧客関係管理(CRM)部門の従業員となると考えていた。Oracleは以前、Siebelの技術をコアCRM製品にすると話していた。
「Siebelのサポート、開発エンジニア、販売、そして販売コンサルタントの90%は残す」と同社最高経営責任者(CEO)のLarry Ellisonは言う。「Siebel側で解雇される大半の社員は、事務管理部門など事務系の社員になる。2000人のほとんどは、Oracle社員で、Siebel社員ではない」とEllisonは言う。
Ellisonはまた「SiebelのCRM販売部門のほうが大きいことを考慮し、Siebelの販売部門はそのまま独立した形で残す」と付け加えた。「OracleのCRM販売担当者は同グループに吸収される」(Ellison)
今回の人員削減により、全世界におけるOracleの従業員数は5万5000人となる。解雇通知の配布は既に始まっている。
積極的な企業買収を続けるOracleにとって、統合計画の作成は「ごく普通のこと」となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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