以前にも噂された楽天のネット銀行業参入(関連記事)だが、またその可能性がでてきた。日経新聞などは1月18日、楽天が東京都民銀行と提携し、2007年にもネット銀行業務に参入すると報道した。
すでに証券会社やローン会社をグループに持つ楽天が、金融事業の拡大を目指している。日経新聞などは1月18日、楽天が東京都民銀行と提携し、2007年にもネット銀行業務に参入すると報道した。
それによると、楽天は東京都民銀行と提携し、楽天ユーザー向けのネット銀行業務を開始するという。2007年中に楽天市場で銀行の仮想支店を設立する。ネット銀行の口座は楽天での決済で利用可能になる予定で、資産運用商品の販売なども予定している。またグループ会社である楽天証券と共同での証券仲介業も検討している。
さらに、新生銀行と提携して共同で住宅ローン会社を設立するほか、米国保険最大手のAIG(American International Group)と提携して損害保険会社の設立を予定しており、19日にも発表する予定だという。
こうした内容について楽天は、「ネット銀行、住宅ローン、損害保険すべての事業を前向きに検討しているが、発表の時期や事業の開始時期、パートナーについて公表できる段階ではない」としている。また、都民銀行は「インターネットを介したあらたなビジネスモデルについて、さまざまな検討をしている」とコメントを発表している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」