ライブドアショックの余波は1月18日になっても止まらない。ライブドア本体に対する粉飾決算の疑いが報じられたことで、ライブドアの株式は一時売買停止となり、18日午前の株式市場ではライブドア関連会社の株価はいずれも売りが止まらずに値が付かなかった。
さらに、米国でIntel(関連記事)とYahoo!(関連記事)の決算が市場予想を下回って発表されたことを受けて、アフターマーケットで急落したことも株式市場の地合いを悪化させ、前日に続いて18日午前のIT・インターネット関連株は総崩れとなった。プロダクション・アイジーが前日比19.3%安、カカクコムが19.2%安、ゲームポットが19.2%安など、20%近く下落する銘柄も相次いだ。午前の取引では、昨日の記事で示した表2の156銘柄中、前日比プラスだった企業は1つもなかった。
読売新聞が18日朝刊で、ライブドアが2004年9月期の単独決算において、実際には経常利益が10億円前後の赤字だったにも関わらず、グループ会社で消費者金融会社の「ロイヤル信販」(現ライブドアクレジット)や結婚仲介サイトを運営する「キューズ・ネット」などの利益から約24億円をライブドア本体の利益として計上し、約14億円の黒字決算に粉飾していたと報じた。
これを受けて東京証券取引所は「ライブドア本体の粉飾決算報道について真偽等を確認するため」として、午前8時20分からライブドアの株式の売買を停止した。
ライブドアは10時34分、粉飾決算報道に対して「当該事実の調査、把握に全力を尽くし、解明次第追って報告する」と発表した。それを受け、東証では売買立会による売買を午後0時30分から、ToSTNeTでの取引を11時5分から、終値取引を午後4時からそれぞれ再開するとした。
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