USENと大和証券SMBC、総額300億円のコンテンツファンドを設立へ

 USENと大和証券SMBCは12月15日、映像や音楽を主とした幅広いジャンルの知的財産(コンテンツ)を投資対象とする総額300億円のファンドを共同で設立することに合意したと発表した。

 このファンドの設立により、USENグループが持つ映像や音楽など幅広いジャンルのコンテンツビジネス分野における事業ノウハウと、大和証券SMBCの持つ金融ソリューション能力を融合させ、事業面、資本市場面からコンテンツビジネス産業の拡大をサポートし、国内のコンテンツビジネス振興に貢献する。

 ファンドの存続期間は10年間で、総出資金額は300億円を上限とし、USENグループと大和証券SMBCがそれぞれ50%ずつ出資する。将来的には一般投資家からの資金を募ることも検討しているという。2006年2月上旬をめどに投資事業有限責任組合契約が締結される予定だ。

 ファンドは、各出資者から集まった諮問委員会の審査を経て、映画やドラマ、アニメ、携帯電話向け、音楽などのコンテンツの著作権などの取得を目指す。著作権を取得した作品を劇場や放送局などのメディアへ公開や販売、また「GyaO(ギャオ)」や「ショウタイム」などのUSENグループ内のメディアを通じて公開することにより、収益を確保する。

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コンテンツファンドの仕組み

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