楽天は5月13日、2004年度第1四半期(2004年1月〜3月)の連結決算を発表した。売上高は97億9000万円で、前年同期の36億3000万円に比べ169.6%増。純利益は4億1600万円で前年同期(8000万円)に対し417.3%増。なお、前期の純損失255億2300万円から黒字に戻った。
営業利益は33億3200万円で、前年同期(6億9000万円)の389.6%増。経常利益は35億600万円で前年同期(7億4000万円)の373.6%増だった。
事業別にみた場合、EC事業の売上高は42億2500万円(前年同期比80.1%増)。主力の「楽天市場」を中心に流通総額が引き続き堅調に推移したほか、楽天ブックスを連結子会社としてPL連結したことによる売上面での寄与などにより、大幅な増収増益になったという。
ポータル・メディア事業の売上高は、13億3500万円(同12.4%増)。3月を中心として季節的な広告需要増加があったことに加え、2003年9月に実施した「インフォシーク」および「ライコス」のサイト統合が奏効し、売上高が堅調に増加した。
トラベル・エンターテイメント事業は、売上高13億7500万円(同332.4%増)。同事業部傘下のシグニチャージャパンが売上計上基準を変更したことにより、前期比で若干の減収(8.1%減)となったが、営業利益への影響はなかった。
金融事業の売上高は、30億9300万円(新設された事業部であるため、過去の業績との比較はない)。活況を呈した株式市場を背景に営業収益が堅調に増加し、同事業部傘下のDLJ証券の営業収益は過去最高を記録したという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」