AT&T Wirelessが売却になるのはとの憶測が、さまざまな場所で飛び交っていたが、同社は米国時間22日、この話を正式に認めた。
同社CEO(最高経営責任者)のJohn Zeglisは金融アナリストに対し、米国第3位の携帯電話会社である同社には「多数の企業から大きな関心が寄せられている」と述べた。同社が以前に出した声明には、同社の取締役会は投資銀行のMerrill Lynchと法律事務所のWachtell、Lipton、Rosen & Katzに対して、売却に向けた同社の選択肢に関する調査を依頼したと記されている。
Zeglisは22日に行われた金融アナリストとの電話会議の中で、「AT&T Wirelessは戦略的選択肢を検討する決定を下した。我が社には高い関心が寄せられてきているが、これは我が社の成長が期待できることの証だ」と語った。
同氏は「戦略的変更の有無について憶測は口にできない」とし、買収提案の調査完了に向けたスケジュールは明らかにしなかった。
同社はまた、選択肢を検討する中で1月27日に予定していたアナリストとの話し合いを延期した。
ここ最近のニュースでは、米国のCingular WirelessやNextel Communications、日本のNTTドコモ、Verizon Wirelessにも一部出資する英国のVodafoneなどが潜在的な買収先として報道されている。
業界アナリストの考えでは、AT&T Wirelessが米国の別の通信会社に売却された場合は、それが競争の非常に激しい米国携帯電話市場で長く待ち望まれていた、業界の統合への動きにつながるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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