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アップルのMacworld撤退発表、主催者のIDGにも予想外の衝撃
Appleが、2009年1月に開催されるMacworldに、最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏が登場しないことを明らかにしたため、Macworldを主催するIDGには、大きな衝撃が走った。
まさに数週間後に開催が迫ったタイミングでの今回の発表は、ある両社間の交渉に詳しい情報筋によれば、IDGが「完全にすきを突かれた」形であるという。数々の大手技術展示会を主催してきたIDG傘下のIDG World Expoにとって、Jobs氏が、これまでいつも参加してきたMacworldに登場しないなど、まさに寝耳に水の話であった。しかしながら、その発表が、Appleの本社があるクパチーノから飛び出したのだ。
まだ不明瞭な点としては、そもそもAppleが、どの時点でJobs氏の基調演説不参加を決定したのかという疑問である。先ほどの情報筋は、これまで数週間に渡って、Appleが、まだ正式に確定していなかったJobs氏の参加に関しては、例年と変わらないようなそぶりを見せて、不参加を発表する最後の瞬間まで、IDGを欺いてきたことも明らかにした。
この件に関してコメントを求めたものの、Appleの関係者は、それに応じようとはしなかった。IDG World Expoも、今回のAppleの決定については、Macworld Conference & Expo担当ゼネラルマネージャー兼バイスプレジデントであるPaul Kent氏が出した、以下の声明以外には、新たなコメントを出すことを拒否している。
明らかにわれわれは、Appleが、2010年に開催されるMacworldには参加しないとの決定に失望している。しかしながら、2009年1月のMacworldには、すでに数多くの出席者数が予想され、新製品などを展示する約500の出展者がそろって、順調に準備が進んでいる。Macworld Conference & Expoは、これまで25年に渡り、世界中の何万ものMacコミュニティーメンバーから強い支持を得て、優れた製品の発見、専門的な開発トレーニングへの参加、パーソナルかつプロフェッショナルなネットワークの構築など、さまざまな役割を果たして成功を収めてきた。2010年1月4〜8日も、モスコーンセンターで(Macworldを開催して)、こうした目的を引き続き達成していく方針であることを約束したい。
Appleが、Macworldから完全に撤退するという今回の決定は、まったく思いもよらないものではなかった。Gizmodoは、Appleが、相当な時間をかけて、この撤退を計画してきたのではないかと推測している。結局のところ、どれほど大規模な技術展への参加であったとしても、リスクと報酬を天秤にかけることになってしまう。そして、これまでの経験からすれば、成果よりも、疲労感のほうが大きいというのも常である。しかも、こうした経験をするために、わざわざ何百万ドルもの巨額の投資が求められるのであれば、なぜAppleが、「AppleがMacworldを必要としているのではなく、MacworldがAppleを必要としているに過ぎない」との結論に至ったのかは明白である。
しかしながら、当面の間は、Jobs氏の健康状態を懸念する話題のほうが、数々の推測に覆われたままとなる。
Appleは、Macworldから完全に撤退するとの決定を、いつ下したのであろうか?すでにその決定がなされていたのであれば、Jobs氏のピンチヒッターとして、Phil Schiller氏の起用を決断したのは、いつの時点であろうか?Jobs氏の基調演説は決定的と伝えた、BusinessWeekのリポートが、Appleを動かさざるを得なくなったのだろうか?また、(今回の発表の影響を受けて)すでに基調演説への期待感が薄れてしまっているが、なぜAppleは、2009年のMacworldの基調演説に、Jobs氏を最後に出演させて、大いに期待を高めることにする決定をしなかったのだろうか?
公式に出されている説明では、Appleが、すでに時期的に、同社にとって最後のMacworldとなることが決定している展示会で、名物となっているSteve Jobs氏の基調演説を行って投資する価値はないことが理由とされている。Appleが、これから2週間ほどで、Jobs氏の基調演説を手早く仕上げてくることはないだろう。製品チームがデモンストレーションを手がけて、プロジェクトを仕上げるには、何カ月もの準備が必要となり、Jobs氏にとっても、あらゆる物事が計画通りに進むことを確信するに至るまで、何週間も練習を重ねることが求められてくるため、これからわずか2週間で基調演説を準備してくることなどあり得ないと思われる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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