Microsoftが開催する謎に包まれたイベントは、もはや謎ではない。
筆者の予測どおり、このイベントではクラウド常時接続向けのMicrosoftによる待望の新携帯電話が発表される予定だ、とある情報筋が認めている。「Pure」と「Turtle」というコード名のこの2つのデバイスは、ともにスライド式の携帯電話となっており、タッチスクリーンとキーボードを装備している、と情報筋は米CNETに語った。これらデバイスは、米国内ではVerizon Wirelessのネットワークに対応し、同イベント後1カ月以内に発売される見通しだ。
Microsoftは、米国時間4月12日にサンフランシスコで開催されるイベントで、この2つのデバイスを発表する計画である。
しかしながら、「iPhone」を望む人々は当然ながら、Appleの8日のイベントに注目しているだろう。MicrosoftによるiPhoneとの実際の競争は、「Windows Phone 7」を搭載したデバイスが2010年後半に登場してからになるだろう。PureおよびTurtleは、Microsoftが2008年にDangerを買収した一環で、T-Mobileが販売する「Sidekick」でターゲットとしている市場に、より適したものとなっている。
Sidekickが初めて発売された頃はインスタントメッセージングが主流であったものの、最近の流行は「Facebook」や「Twitter」、その他のソーシャルサービスへと移っている。新たに発表が予定される携帯電話では、ソーシャルメディアへの対応を強めるほか、音楽サービス「Zune」も提供される予定だ。
しばらく注目を集めてきたように、これらの新たな携帯電話は、携帯電話市場で繰り広げられている競争に再び戻るべく、Microsoftが強化を図っている取り組みの一環である。この戦略で主要な位置を占める他の部分は、Windows Phone 7による「Windows Phone」の刷新である。Windows Phone端末は、さまざまな携帯電話メーカーから、ホリデーシーズンに発売となる予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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