GoogleのNexus Oneプロジェクト担当シニア製品マネージャーを務めるErick Tseng氏の説明では、機能セットには、Android搭載電話で可能なすべての機能に加え、いくつかの独特な機能が追加されているという。「Google Maps」対応のGPS、ターンバイターン方式のナビゲーション、加速度センサ、仮想キーボード、バッテリ電力を節減するためにディスプレイを調節する光センサ、近接センサ、方位磁針、5メガピクセルのLEDフラッシュ搭載カメラ、Wi-Fi、PicasaやYouTubeにアクセス可能な新しいメディアギャラリーインターフェース、Facebookへのアクセス、ステレオBluetoothが搭載されている。テザリングやマルチタッチはまだサポートされておらず、アプリケーションストレージは内部メモリの512Mバイトまでと制限される予定である。
Nexus Oneは、ノイズキャンセル機能を提供する初めてのAndroid電話となる。2個のマイク(端末の下部と背面に1個ずつ)で、周辺環境のノイズに合わせて音量を調節する。また、既存のAndroid電話よりも音声コマンドオプションが多い。自分の声だけを使って、Facebookステータスを更新したり、テキストを作成したり、新しい「Android Google Earth」アプリケーションを検索したりすることが可能となる予定だ。
カスタマイズ機能も特長の1つである。「Live wallpapers(ライブ壁紙)」は、3Dディスプレイ技術を利用して新しい背景を表示するものである。ユーザーはまた、端末の背面に独自のメッセージを刻印することができる。
Nexus Oneは5日から、Googleのオンラインストア「www.google.com/phone」で独占販売される。米国の顧客は、サービスが付加されていないアンロックの端末を529ドルで購入することができる。この世界対応のクアッドバンド電話は、任意のGSM事業者で利用可能だが、米国内ではT-Mobileの3Gネットワークのみをサポートする。AT&Tは異なる3G帯域を使用しているため、AT&Tで同電話を使用する場合は、EDGEしか利用することができない。
Nexus OneをT-Mobileサービスとともに179ドルで購入することもできる。この場合も電話はアンロックされるが、T-Mobileとの契約が必要となる。米国以外では、英国、シンガポール、香港において同電話を購入することができる。
Google Storeでしか購入できないという販売モデルは、米国でのこれまでの携帯電話の販売方法を変えるものである。さらなる端末がGoogle Storeに追加される予定である。またGoogle Storeは、さらなる国や事業者へと拡大していく予定である。同プログラムに加入予定の事業者には、Verizonがある。Verizonは将来、Nexus OneのCDMA版も販売する予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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