Amazon.comは米国時間12月3日、「iPhone」および「iPod touch」向けの「Amazon Mobile」を公開した。同アプリケーションは、Appleの「App Store」から無料で入手可能。
同アプリケーションは、Amazon.comだけでなく、提携する小売業者のTargetやMacy'sの商品の検索も可能なことが評価できる。
このアプリケーションは検索バーがメインで、ホーム画面と、それとは別の「Search」画面から起動できる。Amazon Mobileのホーム画面には小さな宣伝エリアがある一方、商品カテゴリーごとの閲覧ができない。求める商品への最短距離を目指す大半のユーザーを意識したデザインなのだろうが、同アプリケーションの「More」メニューから閲覧できるオプションがあるべきであろうと筆者は考える。
特筆すべきことは、ユーザーが後で確認するため、iPhoneで撮影した商品の画像を保存できる「Amazon Remembers」と呼ばれる機能である。このアプリケーションを利用して、ユーザーは撮影した商品をAmazon.comのカタログから検索することが可能。この機能は、利用時の動作が若干遅いものの、最終的には検索した商品が表示される。
このような、画像を利用したショッピング支援機能は、iPhoneやGoogleの「Android」向けに類似のものが多く見られる。iPhone向け「SnapTell」(無料)はより幅広く、Amazon.comとともに、Barnes and Noble、IMDb、Wikipediaからデータや価格比較を引き出すことが可能。
しかし、Amazon Mobileの強みは、登録会員が「1-Click Shopping」「Amazon Prime」を利用でき、フラグを立てたアイテムを「Wish List」「Shopping Cart」、そして今回加わったAmazon Remembersに保存できることである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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