インデックス・ホールディングス(インデックスHD)は9月16日、サウジアラビアの投資会社であるBasil Investment Holdingと業務資本提携することで合意したと発表した。中東や北アフリカ向けにモバイルサービスを展開する子会社を共同で設立する。
インデックスHDによれば、サウジアラビアでは2006年に第3世代(3G)携帯電話サービスが開始されており、今後モバイル市場の急速な拡大が見込まれているという。多チャンネル衛星放送が普及し、放送メディア事業が活発な中東、北アフリカ市場では、インデックスHDがこれまで培ってきた事業ノウハウが生かせるとのことだ。
両社の合弁会社であるIndex Middle Eastはサウジアラビアに本拠地を置き、資本金は500万サウジリアル(邦貨換算で約1億5000万円)。出資比率はBasil Holdingが60%、インデックスHDが40%。中東や北アフリカ向けに携帯電話を活用した放送メディア企業向けソリューションやコンテンツサービスの企画、開発、提供をするほか、モバイルマーケティングソリューション、モバイルコマースなども手がける予定。
さらに両社は、日本国内におけるモバイル業界、インターネット業界向けの投資事業も共同で展開することで合意した。Basil Holdingは、サウジアラビアを中心とした湾岸アラブ諸国の投資家を対象にファンドを組成、運営し、インデックスHDがアドバイザーを務める。
なお、インデックスHDとBasil Holdingは資本提携についても合意しているというが、具体的な金額については明らかにしていない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」