サンフランシスコ発--AppleのiPhoneに真っ向から挑むように、Research in Motion(RIM)は米国時間9月11日、BlackBerry向けのアプリケーションを多数発表し、スマートフォンのBlackBerryを一般消費者にアピールした。
同社のBlackBerryは企業で熱狂的に受け入れられたが、そのキラーアプリケーションとなったのは電子メールだった。今度は一般消費者の心をつかもうと、先だってBlackBerry Boldを北米市場に投入、さらには折りたたみ式のPearl 8220を10日に発表した。また同社は、共同最高経営責任者であるJim Balsillie氏の言うところの「ライフスタイル」アプリケーションを提供する。
RIAは11日、「CTIA WIRELESS I.T. & Entertainment 2008」で、多彩なBlackBerry向けアプリケーションを連続して発表した。
いずれも特定のアプリケーションメーカーと手を組んだものだが、これが初めてというわけではなく、2007年のCTIAのトレードショーでもFacebookアプリケーションをプラットフォームに組み込んだと発表している。このRIM向けFacebookアプリケーションは、Balsillie氏が同日行った基調講演によると、この1年間だけで250万回ダウンロードされたという。
そして、2008年、自社のスマートフォン向けアプリケーションを新たに加えたというわけだ。Microsoftと組んで検索を、MySpaceとは他のソーシャルネットワーキングサイトへの高速なアクセスを、TiVoとはDVRのリモート予約と閲覧機能を、Ticketmasterとは移動中にコンサートやイベントのチケットを購入できる機能を、SlackerとはBlackBerryの利用者向けに音楽ライブラリーを提供する。
RIMはBlackBerry BrowserにMicrosoft Live Searchを組み込んだ。デフォルトの検索エンジンはMicrosoftになり、BlackBerry Mapsで近くにある飲食店や映画館を探すなど、文脈とロケーションに応じた検索ができるようになる。複数の言語に対応して、2008年内にサービス開始の見込み。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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