秋に開催されるトレードショー、「CTIA WIRELESS」で携帯電話が発表されることはあまりないが、Research In Motion(RIM)はそれに構うことなく、米国時間9月9日夜、折りたたみ式の「BlackBerry Pearl Flip 8220」を電撃発表した。最近では、うわさの「BlackBerry Thunder」にかなりの注目が向けられていたが、BlackBerry初のクラムシェル(折りたたみ)デザインを採用したPearl Flip 8220も忘れてはならない。
Pearl Flip 8220は、黒または赤で提供され、寸法は高さ3.9インチ(約99.1mm)×幅1.9インチ(約48.3mm)×奥行き0.6インチ(約15.2mm)で、重量は3.5オンス(約99.2g)だ。外側には6万5536色、128×160ピクセルのディスプレイと2メガピクセルカメラ、内側には6万5536色、320×240ピクセルTFT液晶ディスプレイを搭載している。また、ほかのPearlシリーズと同様、「SureType」キーボードとトラックボールナビゲータが搭載されている。さらに、BlackBerry Pearl Flip 8220には、3.5mmヘッドホンジャック、外部メモリのmicroSD拡張スロットも装備されている。
機能に関しては、クアッドバンド(GSM 850/900/1800/1900、GPRS/EDGE)対応Pearl Flip 8220は、全世界で利用でき、スピーカーフォン、スマートダイヤル、バックグラウンドノイズキャンセレーションが搭載されている。ワイヤレスオプションにはWi-Fi、Bluetooth 2.0が含まれ、A2DPに対応している。GPSはないが、少なくともマップとテキストベースの道案内を表示できる、「BlackBerry Maps」アプリケーションが組み込まれている。
サポートされている電子メールソリューションには、「BlackBerry Enterprise」「Microsoft Exchange」「IBM Lotus」「Novell GroupWise」、POP3、IMAP4アカウントがある。また、Word、Excel、PowerPoint、PDF、JPG画像ファイルのビューアが用意されている。
仕事を終えた後は、内蔵のメディアプレーヤーを使って、MP3、WMA、AAC、MPEG4、WMVなどの音楽、ビデオを楽しめる。さらに、BlackBerry Pearl Flip 8220には、フラッシュ付きの2メガピクセルカメラ、ビデオ録画機能が搭載されている。
全体として、BlackBerry Pearl 8220は「BlackBerry Pearl 8120」とほぼ同じであるため、驚くべきことはさほどない。RIMは具体的な発売日については触れなかったが、2008年秋に世界中の携帯キャリアから提供され、RIMによれば、米国では、T-Mobileがキャリアの1つになるという。価格についての言及はなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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