総務省がこのほどまとめた「モバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査」で、2007年におけるモバイルビジネス市場の動向が明らかになった。
同調査は総務省の委託を受けた、モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)が実施。調査の結果、2007年のモバイルビジネス市場は1兆1464億円となり、前年比で23%の増加となった。そのうち、モバイルコンテンツ市場は4233億円(前年比16%増)、モバイルコマース市場は7231億円(前年比29%増)と算出され、特にコマース市場の伸びが目立った。
モバイルコンテンツ市場では、「電子書籍」(221億円、前年比220%増)、「着うた系」(1074億円、前年比42%増)、「モバイルゲーム」(848億円、前年比13%増)が急速に拡大。一方「着信メロディ系」(559億円、前年比34%減)、「待ち受け系」(227億円、前年比8%減)は、市場が縮小傾向にあるとわかった。
モバイルコマース市場では、前年比41%増の2708億円となった「サービス系」を筆頭に、「物販系」(3292億円、前年比27%増)、「トランザクション系」(1231億円、前年比11%増)のいずれも増加基調にあることがわかった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力