インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月4日、同社が開発した高機能ルータ「SEIL(ザイル)」を利用したネットワークマネージメントソリューション「IIJ SMF sxサービス」の接続回線として、法人向けの高速モバイルデータ通信サービス「IIJモバイル」を7月末から対応させると発表した。
IIJ SMF sxサービスは、IIJの集中管理型ネットワークマネージメントシステムである「SMF」を基盤としたサービス。ネットワーク機器の初期設定から運用、保守までを、実際の機器に触れることなく、ウェブベースの管理画面で一括して行うことができる。
今回のIIJモバイル対応により、ユーザーは、SEILのUSBポートにIIJモバイル端末を接続して電源を入れるだけで、インターネット接続からVPN、ファイアウォールまでのすべての設定作業を自動的に完了させることができ、ADSLや光回線が敷設できない拠点においても、簡単に企業ネットワークを構築することができる。
拠点の新規開設時にかかっていた回線手配や工事、ネットワーク機器の設定や確認などの作業が一切不要になるため、導入コストを大幅に削減することができるという。
また、統廃合の多い店舗や工事現場、催事場のような短期間でのみネットワークを利用する場所においても、機器の設定や接続環境を意識することなく、ネットワークの新設、移設、撤去にかかるリードタイムを短縮できるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」