正式に認可された「iPhone」アプリケーションの時代が、米国時間6月9日に始まるはずだ。
その日は、Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏が、同社の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」でモスコーンセンターのステージに立ち、次世代のiPhoneを発表する予定の日でもある。ネイティブのiPhoneアプリケーションに取り組んできたあるソフトウェア企業の情報筋によると、その企業は6月9日にそのアプリケーションをリリースする準備を整えているという。この情報は、同日に「App Store」が立ち上がることを含意している可能性がある。
サードパーティー製の公認されたiPhoneアプリケーションを自分のデバイス用に入手するには、App Storeが唯一の入手経路となる。開発者は、iPhoneのソフトウェア開発キット(SDK)が利用可能になって以来、自分の開発したアプリケーションをAppleに提出して、認可のためのテストを受けてきた。そしてAppleは、アプリケーションのホスティングと配布の見返りとして、売り上げの30%を得る。
Gizmodoは、3G携帯電話ネットワークに接続できるとみられる最新のiPhoneが、発表当日の6月9日から販売開始されると報じている。この最新情報によると、「iPhone 2.0」ソフトウェアも9日からダウンロード提供が開始されるという。iPhone 2.0は、App Storeから公認アプリケーションを入手する機能のほか、いくつかのビジネス向け機能も備える。
iPhone 2.0は、現行版のiPhoneでも、2008年6月リリース予定で期待の集まっている3G版でも機能するとされており、iPhoneアプリケーションを使用するために新しいiPhoneを購入する必要はなさそうだ。
しかし、よく道に迷う人なら、新しいiPhoneを購入したいと思うかもしれない。先述の情報筋は、GigaOMとWiredが最近の記事で報じた、最新のiPhoneがGPS技術に対応し持ち主の居場所をより正確に特定できるという情報を肯定した。GPS機能とより高速なネットワーク接続によって、iPhoneと競合する他の携帯電話向けと同様、iPhone向けにも、位置情報を活用するアプリケーションが一気に増加するはずだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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