Research in Motion(RIM)は米国時間4月2日の株式市場終了後、好調な2008会計年度第4四半期(2007年12月-2008年2月期)の業績報告書を発表した。売上高は18億8000万ドルで、前年同期の9億3040万ドルから2倍以上に増加した。純利益は4億1250万ドルで、1株あたり利益は72セントだった。これは、ウォール街の予測を2セント上回っている。
RIMは第4四半期中に、440万台のスマートフォンを出荷し、通年の出荷台数は1400万台に達した。その多くは新規顧客だった。RIMはまた、同期のBlackBerryサービスの新規加入者を約218万人と報告している。
Appleは4月中に、第1四半期の「iPhone」の出荷台数を発表することになっており、RIMの数字はそのときに再度、比較の対象として取り上げられるだろう。iPhoneにビジネス機能を加えるというAppleの決断がRIMの売り上げにどのような影響を与えるのかは、2008年後半の注目すべき傾向になるだろう。
しかし、RIMで共同最高経営責任者(co-CEO)を務めるJim Balsillie氏は電話会議で、コンシューマー市場をもっと開拓していくことで、ターゲットを同社の主要顧客であるビジネスユーザーから拡大する計画を明らかにしている。Balsillie氏は、100万人のFacebookユーザーが、BlackBerryからFacebookプロフィールにアクセスできる専用アプリケーションをダウンロードしている点を指摘した。
RIMは2009会計年度第1四半期についても強気だ。同社はウォール街の予測を上回るガイダンスを発表している。同社は、売上高を22億3000万〜23億ドル、1株あたり利益を82〜86セントと予測している。金融アナリストらは、売上高を20億ドル、1株あたり利益を76セントと予測している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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