携帯電話向けに画像処理技術を提供するモルフォは10月31日、NTTドコモと資本、業務提携すると発表した。ドコモグループの出資比率は14%となり、第2位の株主になる。
モルフォはドコモを引受先とする第三者割当増資を行い、9900万円(出資比率6.58%)を調達する。ドコモの子会社で、すでにモルフォに投資していたドコモ・ドットコムと合わせたグループの出資比率は13.86%となる。
モルフォはデジタル画像処理技術を専門とする東京大学出身の技術者達を中心に、2004年に設立されたベンチャー。携帯電話のカメラ向けに、ソフトウェアによる手ぶれ補正技術などを提供する。
同社の技術が搭載されたドコモ端末としては、N902iS、N903i、N904i、P904i、P704i、SH904iがある。
今回の提携を通じ、両社は携帯電話向けの新たな画像処理ソフトや新機能の開発などを行っていく。ドコモにとっては競争力のある新たな製品を開発できるパートナーを得たことになり、またモルフォにとっては国内最大の通信キャリアをパートナーに迎えたことで新たな販路を得たことになる。
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