イー・アクセスおよびソフトバンクは9月20日、モバイルWiMAXによる2.5GHz広帯域移動無線アクセスシステムの特定基地局開設計画の認定(事業免許)取得に向け、事業運営について戦略的提携を行うことで合意したことを発表した。
すでに設立されている企画会社オープンワイヤレスネットワークへの共同出資を決定し、他の提携企業からの出資も確定した。引き続き、事業計画の作成と免許申請に向け、検討を進める予定。
両社は2007年6月以降、WiMAXの市場性の分析を共同で進め、東京5拠点において実証実験を実施。WiMAXの事業性をさまざまな角度から検討した結果、既存の第3世代携帯電話(3G)事業、固定ブロードバンド事業と相乗効果が見込めるとの意見で一致し、戦略提携に至った。
OpenWinにはNECビッグローブやソネットエンタテインメント、ニフティといったISP事業者も出資する。各社の出資額の合計は200億5000万円で、出資額と出資比率は以下の通り。払込完了日は、9月28日を予定している。
オープンワイヤレスネットワークは出資会社に対して回線を貸し出すMVNO事業を行う計画。NECビッグローブ、ソネットエンタテインメント、ニフティ、フリービット、イー・アクセス、ソフトバンク6社が持つインターネット事業での合計会員数は約1500万人で、「各社のMVNO事業はOpenWinの事業計画にとり大きな強みとなる」としている。具体的な事業内容、事業開始日等の日程については、免許取得後に発表される予定だ。
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