ASUSはベルリンで現地時間9月2日に開幕する家電見本市「IFA」に先立ち、スマートウォッチ「ZenWatch 3」を発表した。「Android Wear」を搭載し、価格は229ユーロ。ユーロ圏外での価格は現時点では発表されていない。本体カラーはガンメタルとシルバー、ローズゴールドが用意されている。ストラップはラバーとレザーの2種類で、カラーはダークブラウンとベージュから選択できる。
2016年モデルの主題は高級感だ。大きくてどっしりしたディスプレイは姿を消し、1.39インチの円形AMOLEDスクリーンが採用された。解像度は287ppiで、厚さは9.95mmだ。スクリーンは、緩やかに湾曲したCorningの「Gorilla Glass」で覆われている。Gorilla Glassは、擦り傷やひっかき傷からスクリーンを保護するだけでなく、平らな文字盤を持つスマートウォッチより従来の腕時計に近い雰囲気をZenWatch 3に与えている。さらに、ディスプレイは完全な円形であり、「Moto 360」などのスマートウォッチにあるような画面下部の黒い帯はない。
スクリーンに表示する文字盤は、50種類以上のユニークな文字盤から選択することが可能で、現在の天気、上った階段の数、不在着信の通知などの便利な情報を表示するウィジェットをサポートするものもある。文字盤の変更は、スマートフォンの「ZenWatch Manager」アプリから行う。
ZenWatchには、お気に入りのアプリを起動するように設定できる第3のボタンが搭載されている。例えば初期設定では、フィットネストラッカーアプリが起動する。
ASUSによると、ZenWatch 3の340mAhのバッテリは最大2日間持続するという。これは、「Apple Watch」などのスマートウォッチと比べても、標準的な性能だ。持続時間を延ばしたい人や、スマートウォッチのヘビーユーザーのために、ZenWatch 3の背面に装着可能な200mAhのバッテリパックアクセサリが用意されている。
ZenWatch 3は、新しい「Snapdragon Wear 2100」プロセッサを内蔵する最初のスマートウォッチの1つだ。「HyperCharge」と呼ばれる新技術も搭載する。これは基本的にスマートフォンに搭載されてきた高速充電機能をスマートウォッチにもたらすもの。つまり、ZenWatch 3は極めて短時間で充電することができる。具体的には、わずか15分の充電でバッテリ残量が60%まで回復する。
ZenWatch 3はIP67準拠の防水機能を備えており、「iPhone」と「Android」スマートフォンの両方をサポートする。米国などで10月に発売される予定だ。
主な仕様は以下の通り。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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