Corningは、ウェアラブル向けに高度な耐久性と傷防止性能を備えた新しい強化ガラス製品「Gorilla Glass SR+」を発表した。
「Scratch Resistant」(傷防止性能)の頭文字となるSRを名前に持つGorilla Glass SR+を採用した初の製品は、9月1日付で発表されたサムスンのスマートウォッチ「Gear S3」になる。
Corningの「Gorilla Glass」は、すでにサムスンの「Gear」スマートウォッチや「Apple Watch」の低価格帯モデルに採用されている。だが、高級モデルへの導入に関しては、同社は必ずしも積極的ではなかった。こうした製品では通常、耐久性の高さで昔から知られるサファイアガラスがディスプレイに使われているからだ。Corningは、今回の新製品は性能でサファイアガラスと同じレベルに近づいているとして、その価格の安さ、堅牢性、傷のつきにくさが腕時計メーカーの関心を呼ぶことを期待している。
この新しい形態のGorilla Glassは、Corningが数年前から実施している「Project Phire」と呼ばれるプロジェクトから登場した初の商用製品だ。このプロジェクトでは、繰り返しの落下に耐えられるGorilla Glassの性能と、競合するディスプレイ素材、特にサファイアガラスの傷防止性能を兼ね備えた素材の開発を目指している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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