Appleは12.9インチスクリーンを搭載する大型「iPad」の生産を計画しているが、サプライヤーが「iPhone 6 Plus」の生産拡大に集中できるようにするため、2015年初頭までその計画を実行しない意向だという。The Wall Street Journal(WSJ)が、Appleのサプライヤーの計画に詳しいとする複数の情報筋の話として報じている。この情報筋がWSJに述べたところによると、AppleはiPhone 6 Plusの極めて大きな需要に直面しており、これまでの同デバイスの生産台数は「不十分」であることが判明したという。Appleは米国時間10月16日にプレスイベントを開催する。そこで新型のiPadが発表されるものと期待されている。
AppleはiPadのサイズを拡大する予定だ、とのうわさが何カ月も前から流れている。「iPad mini」は7.9インチスクリーンを採用しており、これは変更されない可能性が高いが、「iPad Air」は、Appleが2010年に発表した初代「iPad」から一貫して提供してきた9.7インチのスクリーンを採用している。より大型のスクリーンを搭載するデバイスがほかのタブレットメーカーから次々に発売される中で、Appleは独自の大型タブレットを発売して、その動きに対応する重圧にさらされている。
WSJの情報筋によると、その大型iPadの大量生産は2014年12月上旬に開始される予定だったという。しかし、iPhone 6 Plusの圧倒的な需要と予想を下回る生産台数により、その予定は少なくとも数カ月延期されたという。ただし、情報筋は、大量生産が開始される正確な時期は明かさなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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