伝えられるところによると、Appleは、「iPhone 5」で見つかったひっかき傷や欠けに関する少なくとも1件の苦情に回答したという。
9to5Macによると、Appleのマーケティング担当シニアバイスプレジデントを務めるPhil Schiller氏は電子メールで、「どんなアルミ製品も、使用に伴うひっかき傷や欠けが生じ、本来の銀色が露出する場合がある。それは普通のことだ」と述べたという。
Schiller氏は、「Alex」と名乗るiPhone 5ユーザーへの返信メールでこのコメントを書いたとされる。Alexは自分の新しいiPhoneが大好きだとSchiller氏にメールし、その中で本体の側面に見えている擦り傷やひっかき傷、しみについて尋ね、Appleがこの問題を修正する計画はあるかどうか尋ねた。これに対しSchiller氏から返信メールが届き、9to5Macがこのメールのヘッダを検証したところ、確かにSchiller氏が送信元だと確認できたという。
米国時間9月21日にiPhone 5が発売されるとすぐに、ユーザーらはウェブの掲示板やソーシャルネットワークを埋めつくす勢いで、自分の真新しい携帯電話にあるひっかき傷や刻みに関する報告を投稿し始めた。彼らは、本体側面のアルミ部分に傷があることに気付いたと述べており、この問題はiPhone 5のブラックモデルで特に目立つと指摘している。
しかも、購入者の多くは、iPhone 5を箱から出した時点でひっかき傷や欠けがあると述べている。Schiller氏のものとされる「どんなアルミ製品も、使用に伴うひっかき傷や欠けが生じる場合がある」というコメントは、なぜこれらの傷が最初から存在するのかという問題に答えていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス