Lenovoは「IdeaTab S2109」に改良の余地を多く残していたが、ドイツで開催中のIFA2012で現地時間8月30日に発表されたこのタブレット端末の後継機は、S2109から強化されているようだ。
要約すると、「Android」を搭載するLenovoの10.1インチ型タブレット「IdeaTab S2110」は、スクリーンが大きくなり、プロセッサが強化され、5メガピクセルの背面カメラを搭載している。このカメラはオートフォーカスとLEDフラッシュ機能を備える。細部まで鮮明な画像を撮影できる性能ならいいのだが。
Bluetoothも3.0から4.0に対応が強化された。つまり、1度タップすれば互換性のある機器と接続できるようになる。IdeaTab S2110本体のサイズはS2109より大きいが、重量は1.3ポンド(約580g)で変わらない。
IdeaTab S2110のスクリーンは、S2109の解像度1024x768ピクセル(アスペクト比4:3)から改善され、1280x800ピクセル(アスペクト比16:10)になった。LenovoはIPSディスプレイについて、輝度420カンデラ、視野角178度、10本の指によるタッチ操作のサポートをうたっている。
内部には、S2109で採用していた1GHzのデュアルコアプロセッサ「OMAP 4430」に代わり、1.5GHzのQualcomm製デュアルコアプロセッサ「Snapdragon APQ8060A」を搭載する。
ポートを見ると、Micro-USBポート(ABタイプ)、Micro-HDMIポート(Dタイプ)、SIMカードスロット、3.5mmのオーディオジャックが確認できる。また、1GバイトのLPDDR2メモリ、16Gバイトまたは32Gバイトの内蔵ストレージも備える。S2109から引き継いだ1.3メガピクセルのカメラは720pのHDビデオを撮影できる。S2109と同じモジュールだとしたら基本的なウェブカム品質になるだろう。
1つ残念なのは、搭載されるOSのバージョンが「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)であるという点だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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