ソニーは、タブレット市場に参入する最後の大手メーカーの1つだが、少なくとも堂々とした威厳のある形で参入を果たそうとしている。ソニーは、同社が発売予定の「Android」搭載タブレット2機種(当初の開発コード名は「S1」と「S2」)に関する詳細を発表した。
まず、正式名称が発表された。2機種のうち、9.4インチ画面を搭載する大きい方は「Sony S」タブレットと呼ばれ、5.5インチ画面を2つ搭載する折りたたみ式の方は「Sony P」タブレットという。
Sタブレットは、16Gバイト版が499ドル、32Gバイト版が599ドルで、2011年9月中旬発売予定。これらのモデルは、Wi-Fiのみを介してインターネットに接続するが、米国以外では、携帯ネットワークに対応するSIMスロットを搭載するバージョンが提供される予定である。
Sony Pタブレットの価格と発売時期については、あまりはっきりしていない。同タブレットは、AT&Tを介して4G対応タブレットとして提供される予定であるため、時期と価格はAT&Tの決断に依存する。
2機種のタブレットの仕様には共通部分が多い。両者ともに「NVIDIA Tegra 2」プロセッサを搭載する。ソニーは、Sタブレットには1GバイトのシステムRAMが搭載されると明言したが、PタブレットのRAMについては触れなかった。両者ともに、前面にVGAカメラ、背面には、非常に高品質な写真が撮影可能な5メガピクセルのカメラが搭載されている。また、両者ともに、フルサイズのSDカードスロット、microUSB同期、Bluetooth 2.1+EDRワイヤレス、IEEE 802.11 b/g/n Wi-Fiを提供する(ただし、Pタブレットにはさらに4Gセルラーデータ接続が提供される)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」