ソニーは9月1日、Androidを搭載したタブレット「Sony Tablet」シリーズとして「Sシリーズ」(コードネーム:S1)と「Pシリーズ」(コードネーム:S2)を正式に発表した。4月に行われたソニー プレスカンファレンスで先行公開した製品だ。
ここでは、Sシリーズを中心にお伝えする。今回発表されたSシリーズは、Android OS 3.1(Wi-Fiモデル)またはAndroid OS 3.2(Wi-Fi+3Gモデル)を採用。雑誌を折りたたんだようなデザインが特徴で、薄さを追求しながらも、あえて片側を厚くし、重心をずらすことで長時間の利用でも疲れにくい構造になっているという。
前面と背面の両方にカメラを備え、写真撮影のほか、前面カメラを利用したビデオチャットなどにも対応する。ソフトウェア面では、JavaScriptを大量に使用しているサイトで効果を発揮する「クイック・ビュー」技術に対応のブラウザを搭載。JavaScript処理を先送りし、ウェブページの表示時間を短縮することができるようになった。3G回線など、ネットワーク速度が遅い場合に効果的であるという。
また、「PlayStation Suite」に対応し、同社のPlayStationのタイトルをプレイできるほか、オンラインブックストアである「Reader Store」により電子書籍コンテンツの購入や閲覧が行える。発売はWi-Fiモデルが9月17日で、Wi-Fi+3Gモデルは10月~11月となっている。